わさびまる’s diary

わさびまるが主にライブの感想を語るための場です。

月の夜、私はあったかさに包まれた。〜DIALOGUE+アコースティックライブ「moon-side」感想〜

 どうも、未だ感動といつもと違う幸福感でふわふわしているわさびまるです。

 DIALOGUE+初のアコースティックライブ、どの曲もアコースティックならではのアレンジや聞こえ方がして、いつもの全力で楽しい時間という感じとはまた違う素敵な時間でした。

 さて、早速またいつものように個人的な感想を書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

全体的に印象に残ったこと

 現地で見ているとなんだか気になることがたくさんありまして、その中でも一曲に限らずふと見るとどの曲でも起こっていたような印象に残っているもの3つ挙げたいと思います。

  • やかんの指パッチン

 やかんがカスタネットを演奏した以外の曲、なんかやかんの手がずっと動いてるなぁと思ってふと見たらリズムに乗って指パッチンしてたんです。その姿が本当に愛おしいというのが1番いいくらいに感じられてすごく好きでした。

  • 一人ずっと100%たのしそうなさっぴ

 ある意味アコースティックライブの落ち着いた雰囲気に合わせたような表情をしているDIALOGUE+メンバー。その中でさっぴは座っていても一人手から肩から体まで使ってノリノリで、しかも屈託のない超笑顔。感情がすごく表に出ている様子がなんだかすごくさっぴらしいなと思わされました。プライベイトの時とかずっと隣の二人どっちか見てニッコニコしてたんだから!

  • イマジュンさんのクラップ

 初のアコースティックライブ、ログっ子側もどう乗ればいいんだろうと戸惑うところが少なからずあった中でイマジュンさんがこちらに向かってクラップを要所で要求してくれた。このバンドとしての心遣い、とてもありがたかったです。

おもいでしりとり

 カーテンが開き、8人が登場する。そしてまなつが歌い出す。いつも聞いてきた入りなのにいつもとは違く格別に大事に歌われる。ここでアコースティックライブの世界観を理解し、すぐに引き込まれていきました。

 そしてメンバー各々の明確な決めどころのあるこの曲は、メンバーそれぞれの心の入れ方の違いをそれぞれ感じられるという点で初めて行われたアコースティックライブの一曲目としては最適だったなぁという感覚になりました。

 その決めどころの中でもやかんの「知らない。」とさっぴの「好きです。」はいつもよりも間があったことでより印象深くなったなぁと思いました。ずるいよぉ。

 とにかく、いつもよりじっくりしっとり時間をかけて歌われるおもいでしりとりがこれはこれで最高でした。

トークトークトーク

 堀崎さんのカウントから始まったトトト。そのカウントや鈴やカスタネットの音も相まってなんだかまた別の楽しい空気感を感じました。それこそ一曲目のおもいでしりとりみたいな空気感こそがアコースティックライブなのかなぁという固定観念を持っていた私にとっては「こんなのもアリなのか!」というある種の大きな衝撃を感じざるを得ませんでした。

 個人的にラスサビ前のまゆゆんの「トークトークトーク!」がアコースティックになってささやかではなく逆にはっきりと歌われていたのが印象的でした。

 あと、単調にではなくしっかり音に合わせてカスタネットを叩いていたやかんがただただかわいかったです。えへへ。

プライベイト

 歌われ始めて1番しっくりきた曲かもしれないってくらい自然に音楽を楽しめたのがこのプライベイトでした。それくらいプライベイトのもつ雰囲気とアコースティックアレンジがマッチしていたんだろうなぁと思います。

 そして何より高音とハモりが綺麗で綺麗で。きょんちゃんの「一人の時間があって〜」のところなんていつも安定感すごいけどなおさら安定感と高音の残る感じがしたし、全体的にハモりがすごく鮮明に、そして心地いいところに音があるように聞こえてきました。

 さらに、ここからやかんが本領を発揮し始めたような気がしています。というのも、ダンスの振りもなく、座っていればフリーなこの場でやかんは自分のパートの時歌詞を解釈してそれに合わせた動きをしているように感じました。「それじゃまたね」の指を使った手招きの仕方がまさに歌詞にあっていていいなぁ。ってなりました。

トークパート1

 新鮮なライブ中トークパート。「ウインドチャイム、内山悠里菜!」でドヤ顔でシャラーンのゆりにゃ、子供鈴で遊べるねーね、「だから〜」から「たのしいで〜す」の落差が激しいやかん、カタコトチャイムニスト発言のまゆゆんと、どこを取ってもみんなかわいかったです。

謎解きはキスのあとで

 おそらく全ログっ子がアコースティックで聴きたかった曲でしょう。ギターでイントロが演奏された瞬間、心の中で全力ガッツポーズをしたログッ子もいたでしょう。というか私がそうでした。

 他のメンバーがはけて二人だけの空間で目を合わせ、微笑み掛け合い、見つめ合いながら歌われた謎キスに、「これが"尊い"ってやつかぁ」と思わずにはいられませんでした。

 そして横にステップを踏みながら楽しそうにしているさっぴと足は動かさないものの手や頭でリズムを取り、同じく楽しそうにしているゆりにゃがなんだかいい意味でちぐはぐでおかしく、そして心は繋がっているというように見えて音楽で繋がるものってこんなにもたくさんあるんだと思うことができる素敵な空間だったなぁと思います。

I my me mind

 急にソファとバーカウンターが準備され、指パッチンのような音と軽快なピアノのリズムが奏でられる。一体何事か!?と思った瞬間にゆーなまゆゆんの二人が登場。そこで全てを理解したとともに、「I myがこれ以上オシャレになるんか!?」というある種の疑念のようなものも私の中にはありました。でもそんな感情一瞬で吹き飛ぶことになりましたね。まゆゆんが足を組みながら歌い始めた途端、空気全部持っていったもんで「オシャレ!カッコいい!最高!」に心が支配されていました。

 その後はもうジャジーなリズムに乗るだけ。二人の持つオトナな世界観に引きこまれ、さらに二人の所作がその世界を深め、短編のミュージカル映画を見ているような気持ちで聴き続けていました。そして「振り返れんのだ〜」のところの歌のリズムがかなりアレンジされていたのもまたこの別世界感を感じた要因だったかなぁと思います。

 ついでに配信を見てから気がついたのですが、2階にいるとき、ねねやかまな組のほうで、やかまなが無邪気に手を振っているのに対してねーねがちょっと遅れてクールに手をあげるようにして返している対比がそれぞれらしくてなんだか良かったです。

走れ

 昼でも歌われたし、ロックな感じはアコースティックと合わないかなぁと思って聴けるのを諦めていたこの曲。個人的に長らく現地で聴けていなかったので聴けた時点で嬉しかったです。

 そしてアレンジとパフォーマンスによって別角度のカッコ良さを得た走れ、なんだかすごく心が震えました。なんとなく個人的にはポルノグラフィティみを感じたラテンサウンドと鮮やかな流れで準備され、以降パフォーマンスを彩ったスタンドマイク。特に歌っていない時にやかんがマイクを正面から外して傾けている姿と全ての角度が絶妙でクールでした。

 走れは個人的に初めて聴いてからパフォーマンス含めずっと一二を争うくらい好きな楽曲なのですが、その新たな可能性を目の当たりにできて良かったです。また、アップデートされる中でもラスサビ前に元のパフォーマンスと同じく背中合わせのポジションになってくれたことになんだか胸が熱くなりました。やっぱこの振り好き、かっけぇ。今回いっそうこの曲が好きになりました。

20xxMUEの光

 開演前まではまぁアコースティックアレンジはまずないだろうと思っていたMUE。まさかあるとは!

 それでもMUEらしく頭がやっぱりおかしくなりそうなのは変わらなくて、最初の「どんどこどこどこ、しゃー。」(わからない方はアーカイブ見てくれ。)から異質で仕方ない。電動キックボードとまなつの絶妙な顔も相まってなんかの最先端な部族か?ってなりました。そして後発のお猿さん。そして乗りこなすきょんの満面の笑み。なにもわからんのよ。しかも二人とも乗ったまま歌うんかい。そして鍵盤ハーモニカの音色が流れ、一瞬で「確かにこれならアコースティックでやれるじゃん!」と分かりきらないまま音色で納得させられました。

 というのは冗談混じりだとしても、あの世界観をアコースティックで最大限に出せるアレンジで、抵抗なく曲に乗り切れたかなと思っています。

 そして歌もアコースティック用に少しアップデートされていて、なんだかいつもと違う胸の高鳴りを感じました。きょんちゃんの歌い方はいつもより言葉を大事に伝えてくれていてすごく聴き心地よかったし、まなつの「なんて不器用なモンスターだ」が音に乗るようになったりLMCがより英語っぽい発音になったりしたことでなんだかカッコよくなっていましたよね。そういったいつもとの違いをより楽しめたのはMUEなのかなと思っています。

 後はシェイカーを振るきょんちゃんがひたすらにかわいかったです。

トークパート2

 こちらも笑いどころ満載でしたね!やかん絶好調!

 小声の「アコギです」「タンバリンです」や、傘の中の出来事は頑なに内緒のさっぴ、そしてツーショットタイム告発やかん、さっぴのサイコパスみを感じる「えへ。」、うーな渾身の「やってんなぁ」返しなどなど。心の中はずっと大爆笑でした!

 そして謎キス組のストーリー性が深まることという同じこと考えていて、お互いをリスペクトする話をする姿はなんだか微笑ましく、I my組の沢山のポイントが矢継ぎ早に出てくる姿は音源への愛とパフォーマンスへの熱量を感じ、走れ組のスタンドマイクへの自信の差はなんだか可笑しく、MUE組の楽器名のNo.1にまでこだわる姿はなんだか自然な空気感でただただ面白かったです!

 そしてハンバーグを求める仲キ「え、やってくれんの?」「一旦やっとこ、一応」とそれに完璧に対応するまなつの流れは最高でした。さすがに笑っちゃいましたね。カメラのズームの勢いまで全てずるいんよ。

 あとI my組の「カメラさんすみません」にカメラマンさんが頷いていた姿はなんか良かったです。

パジャマdeパーティー

 DIALOGUE+有数のかわいい曲で、アコースティックになったらどうなるんだろうか、とありそうだからこそ楽しみで予測不可能でした。

 蓋を開けてみると優しい歌い方になっていて、よりゆったりとした夜の女子会感を感じることができてめちゃくちゃいいアレンジ!となっていました!

 そしてここでもやかんはらしさ全開で、「ちょ!それって!全然褒められた気がしないんだけど」のうーなにむかう目線、表情、手振り、歌い方まで全部歌詞に寄り添っていて「やかん、わかってんなぁ!」って感じがしましたし、「何卒どうぞよろしく」の時の手の出し方も友達に向けたような手の出し方ですごく良かったです。

 そんでもってやっぱり歌ったない時にマラカス振る時には揺らす必要ない方の手も揺らしちゃうゆーながちょっと滑稽でしたね。でもそこが良い。

はじめてのかくめい!

 スタートからいつもと違いましたね、堀崎さんの「れぼるじゃーん」貴重じゃないですか?良いものを聴けたなぁと勝手に幸せだと思っています。

 この曲はアコースティックアレンジの中で一番原曲と同じような印象を持ちました。それでも歌い方やギターの音色の優しさによる魔法のようなもののおかげでまた別のかくめいがそこにはあったような気がしたのでアコースティックアレンジってすげえなぁと一番感じたのもこの曲でした。

好きだよ、好き。

 イントロから「あぁ、待ってた。素敵。」となりました。本当に最初からイメージしていたアコースティックライブの感じを出してくれたようなパフォーマンスでしたね。

 そして最初の歌い始めたメンバーから椅子から降りて前に出るという小さな演出は、なんでもないのになんだか良い雰囲気だなぁと感じました。これは歌い始めて歩き始める姿が振り付けやPVの感じと少なからずマッチしたからなのかなぁと思っています。

 そしてサビの振り付けだけ踊るのなんだかずるいなぁ、そんでもって優しい歌声、これはもう泣いちゃうよ。メンバー、スタッフさん、そしてログっ子みんなの夢が乗っているこの曲を大事に大事に歌っている姿、そしてゆっくりな分一つ一つの振りも大事にしている姿に心打たれてしまいました。

透明できれい

 アコースティック音源になることで優しいところと強いところの緩急がさらに大きく感じられ、まさに透明感があって綺麗な世界を目の当たりにした気分になりました。特に印象に残っているのはまゆゆんの最初の「わかるかな」の歌い方で、なんだかここで優しさを大きく感じられるように心が切り替わったような気がするくらいいつもとちがう歌い方に感じました。

 そしてこちらも好き好き同様にサビだけダンスを踊っていたのですが緩急のせいかなんだかいつもより格段に迫力を感じました。そしてその姿にグッと心を掴まれ、透明できれいが作り出す世界にフルで浸っていきました。

 さらにアコースティックでラスサビ前のゆりにゃきょんのソロパートをじっくりしっかり聴けてなんだか止まらぬ感動を受け取りました。ハイトーンが安定してきれいに出ているので優しいピアノの音色も相まってまさに「ちょっと泣いていたかな」という心境にありました。

僕らは素敵だ

 ハモりがきれいなDIALOGUE+の曲としての印象が深いこの曲。アコースティックアレンジする曲として、そしてトリとしてこのライブを総括する曲としてこの上ない曲だったんじゃないでしょうか。そう思えるくらいに優しく、そして強いパフォーマンスでした。

 そしてことあるごとに伝説を作り続けてきたこの曲。アコースティックライブでもまた新たな思い出と伝説を残してくれました。最後の会場内の全員でハミングをしたのは、「こんな時代でもみんなで音楽を奏でることができるんだ、そしてやっぱり音楽って楽しいなぁ」という思いになりました。そして少しだけ、ほんの少しだけですが何かが前に進んだような、そんな気がしています。

 そして超個人的にはハミングの時に時間をかけて一階からニ階まで見渡していたきょんちゃんの姿に、改めて全てのファンを愛してくれているんだなということを感じ、きょんちゃんのことがいっそう好きになったと確信ができた時間でもありました。

まとめ

 初のアコースティックライブ、終わっててる頃にはなんだかいつもと違う多幸感を感じでいました。アコースティック音源の優しさ、そしていつもと同じ曲でもいつもと違うという面白さ。ただただペンライトを振って全力で楽しむこととはまた違う幸せがあそこにはありました。

 そしてクラップやハミングでDIALOGUE+の音楽にほんの一部でも関われたこと、これはそんな大したことでもないかも知れないけど私にとってはとても心に深く刻まれる大切な大切な思い出になりました。

 またいつか、今回はなかった別の曲、そしてこれから生み出され、発表される曲の他アコースティックアレンジも聴いてみたいなぁと思えるライブでした。アコギのパランポロンという音と優しいピアノの音色、またライブでDIALOGUE+の歌とともに聴きたいですねぇ。

 今回のライブの音源化、そして第二回のアコースティックライブが来ることを願って今回のブログを締めさせていただきます。お読みいただきありがとうございました!

 

(今日は幸せな気持ちで寝れそう)